ミシュランのお墨付き?九重味醂の「九重櫻 本みりん」
みりんには2種類ある。
「本物」のみりんと「みりんっぽい」みりん。
そして世に多く出回っているのは
「みりんっぽい」みりん。
「〜っぽい」というだけあって
「みりんっぽい」みりんは、みりんではない。
本物のみりんは「本みりん」と商品表示されてるけど
みりんっぽいみりんは
「みりん風調味料」とか「醸造調味料」と表示されている。
<原材料の違い>
本みりん:もち米、米麹、焼酎もしくは醸造アルコール
みりん風調味料:水あめ、調味料、醸造酢、酸味料など
醸造調味料:水あめ、米麹、食塩、調味料、酸味料など
注)ここでの「水あめ」は
発芽玄米や麦芽から作る水あめではなく、
主に遺伝子組み換えとうもろこしから作られている。
<アルコール分の違い>
本みりん:12.5〜14.5%
みりん風調味料:1%未満
醸造調味料:8〜20%未満
これを初めて知ったときは衝撃だった。
大昔からありそうなみりんなのに〜。
要するにこんな違いかなぁ。
本みりん=米麹の力でもち米のでんぷんを糖化させた
自然の甘みがある酒。
本みりん以外のみりん=水あめに添加物を混合させたもの。
ちなみにイオンのみりんで比較すると、
・本みりん1L(税込288円)
もち米(タイ産、中国産、国産)、
米こうじ(タイ産米、中国産米、国産米)、糖類、
・みりん風調味料1L(税込203円)
・醸造調味料1L(税込188円)
水あめ、米・米こうじの醸造調味料、食塩、酒精、
調味料(アミノ酸)、酸味料
もちろん、水あめはこの価格なので、
遺伝子組み換えとうもろこし。
100円の違いをどう考えるか...。
ただ、世の中には本当にいいものがある。
「九重櫻 本みりん」500mL (税込939円)
原材料:もち米、米麹、米焼酎。
(もちろん、醸造アルコールではない)
240余年の歴史を持つ日本最古のみりん藏、
九重味醂の九重櫻はメディアでよく取り上げられており、
多くのミシュラン有名店が使っているそうだ。
味も安全性もお墨付きってことだ。
ただ、値段もやっぱりそれなりで...
だからこそ、贈り物として最適っ!
違いのわかるあの人に贈りたいものだ。